カテゴリ:伊勢国の見どころ / 更新日付:2026/09/10 10:16 / 投稿日付:2026/09/10 10:16

伊勢国の探索第15回
【グルメ編 】第2回
四日市名物とんてき探訪|一皿目
名物とんてき 來來憲(鈴鹿市)
かつて三重県中北部は「伊勢国」と呼ばれていました。
このシリーズでは、伊勢国とその周辺に残る歴史・文化・グルメをご紹介します。
━━━━━━━━━━━━━━
所在地
三重県鈴鹿市自由ヶ丘4丁目7-28
「四日市名物とんてき探訪」、一皿目は鈴鹿市の「名物とんてき 來來憲」。
今回いただいたのは、看板メニューのトンテキ定食です。
四日市市元町で「來來憲」を創業し、元祖とんてきを生み出した下田憲雄氏。
鈴鹿の來來憲は、その下田氏から暖簾分けを許され、数年間の修業を経て、1978年に開業した店です。
四日市の店が鈴鹿へ移転したのではなく、暖簾分けによって受け継いだ元祖の味を、鈴鹿の地で守り続けています。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ここからは、昭和末期から平成にかけて一世を風靡した、新聞社に勤める二人が「究極のメニュー」作りに挑む、あの料理漫画風にレビューします。
栗◯
「山◯さん、今回は鈴鹿市にある來來憲のトンテキ定食です」
山◯
「鈴鹿市の店で“四日市名物”を食べるのか」
栗◯
「この店は、四日市から鈴鹿へ移転したのですか?」
山◯
「いや、そうじゃない。元祖とんてきを生み出した下田憲雄氏から暖簾分けを許され、数年間の修業を経て、1978年に鈴鹿で開業した店なんだ」
栗◯
「元祖の店とは別の店だけれど、その味を正式に受け継いでいるんですね」
山◯
「ああ。暖簾分けは、看板だけを借りることじゃない。親方から腕を認められ、技術と味、そして店の名に対する責任まで託されることだ」
――トンテキをひと口――
栗◯
「おいしい!濃厚なタレが豚肉に絡んで、ご飯が欲しくなる味です!」
山◯
「タレは濃いが、ただ塩辛いわけじゃない。甘味と酸味が豚肉の脂を受け止め、肉の旨味を引き立てている」
栗◯
「大粒のニンニクと一緒に食べると、さらに力強い味になりますね」
山◯
「ニンニクも単なる飾りじゃない。香りと刺激を加えることで、濃厚な豚肉を最後まで飽きずに食べさせる役割を果たしている」
――タレを絡めたキャベツを頬張る――
栗◯
「このキャベツもおいしい!タレを吸って、これだけでもご飯が進みます」
山◯
「肉の脂とタレの濃さを、キャベツの水分と食感が受け止めている。山盛りなのは、量を多く見せるためじゃない。トンテキを最後までおいしく食べるために必要なんだ」
栗◯
「豚肉、ニンニク、キャベツを一緒に食べると、ちょうどよくまとまりますね」
山◯
「トンテキという料理は、豚肉だけを味わうものじゃない。この三つがそろって、初めて一つの味になるんだ」
――続いて豚汁をひと口――
栗◯
「豚汁にも、しっかり豚肉が入っています!」
山◯
「主菜も豚肉、汁物も豚肉。それでも不思議としつこくない。焼いた豚肉の力強さと、煮込んだ豚肉の柔らかな旨味。同じ素材を、調理法によって別の味として楽しませている」
栗◯
「トンテキだけでなく、ご飯や豚汁まで含めて完成する定食なんですね」
山◯
「ああ。ご飯、豚汁、漬物、キャベツ。そのすべてが主役を支えることで、一つの献立として完成している」
栗◯
「暖簾分けから半世紀近く、元祖の味を守り続けるのは大変でしょうね」
山◯
「味を受け継ぐというのは、料理の形だけを真似ることじゃない。教わった技術を守り、客を満足させ続けて、次の世代へ残していくことだ」
栗◯
「四日市で生まれた味が、暖簾分けによって鈴鹿にも根付いた……」
山◯
「四日市市内にあるから本物で、鈴鹿市にあるから偽物なんて理屈は通らない。誰から何を学び、その味にどれだけ責任を持ってきたか。それが暖簾の価値を決めるんだよ」
四日市から鈴鹿へ移転した店ではありません。
元祖とんてきの開発者から暖簾分けを許され、その技術と味を鈴鹿の地で守り続けてきた店です。
濃厚なタレ、大粒のニンニク、山盛りのキャベツ、そしてご飯と豚汁。
來來憲のトンテキ定食は、元祖から託された暖簾の重みと、鈴鹿で積み重ねてきた歴史を味わえる一膳でした。
「四日市名物とんてき探訪」、一皿目完食です。
━━━━━━━━━━━━━━
これからも【寺社編】【城跡編】【絶景編】【グルメ編】【産業編】【土木・建築編】など、伊勢国とその周辺の魅力を発信していきます。
ぜひフォローして、一緒に地域の魅力を再発見しましょう!
──────────────────
北勢・中勢エリアの不動産売却・購入は、地域密着のセンチュリー21 伊勢国不動産へ。
地域を知る私たちが、不動産のお悩みに寄り添います。
不動産買取・任意売却・リースバックのご相談も承っております。
売却をご検討の方は下記のフォームからお問い合わせください。
TEL:059-329-6031
メール:info@isenokuni.com









