カテゴリ:伊勢国の見どころ / 更新日付:2026/09/03 10:51 / 投稿日付:2026/09/03 10:51

伊勢国の探索第13回
【土木・建築編】第2回
きらら湖(菰野調整池/菰野町)
かつて三重県中北部は「伊勢国」と呼ばれていました。
このシリーズでは、伊勢国とその周辺に残る歴史・文化・産業をご紹介します。
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所在地
三重県三重郡菰野町菰野
鈴鹿山脈の麓に広がる、静かな湖「きらら湖」。
自然にできた湖のように見えますが、正式名称は「菰野調整池」。
三重用水の一部として造られた人工の貯水施設です。
菰野調整池は、三重用水のほぼ中央に位置しています。
その役割は、約20km離れた中里貯水池や鈴鹿山麓の河川から水路を通して運ばれてきた水を一度ため、必要な量を安定して送り出すこと。
菰野町や四日市市の農地を潤す農業用水をはじめ、四日市市など2市1町の水道原水にも利用されています。
つまり、目の前に広がる水は、この場所に降った雨だけでできているわけではありません。
山や貯水池から水を集め、水路で運び、ここで量を調整して、農地や暮らしへ送り出す。
きらら湖は、三重用水という巨大な「水のネットワーク」の中継地点なのです。
堤体は、土や砂、石などを積み重ねて築く「ゾーン型アースダム」。
堤高は28.4m、堤頂長は674m。
総貯水容量は165万㎥に及びます。
巨大なコンクリートの壁ではないため、一見するとダムらしくありません。
しかし、穏やかな湖面の外周に築かれた長い堤体そのものが、水を支える巨大な土木構造物となっています。
愛称の「きらら湖」は、鈴鹿山脈の雲母峰(きららみね)の麓に位置することを思わせる、美しい名前です。
湖を囲む周回道路は約2.2km。
鈴鹿山脈を間近に望み、遠くには養老山地や四日市市街まで見渡すことができます。
ウォーキングやランニングを楽しめる場所として親しまれ、菰野町駅伝大会の会場として使われたこともあります。
美しい湖として人を癒やしながら、その水は農地を潤し、地域の水道を支えている。
きらら湖は、自然の風景の中に溶け込んだ、伊勢国の暮らしを支える「水の交差点」です。
【実際に行ってみて】
運動すると頭がスッキリするのは科学的根拠があるそうです。身体の修復を優先するから脳から雑念が減るそうです。鈴鹿山脈眺めながらランニングすると気持ちいいですよ。
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これからも【寺社編】【城跡編】【絶景編】【グルメ編】【産業編】【土木・建築編】など、伊勢国とその周辺の魅力を発信していきます。
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